結婚準備の基礎知識

理想の結婚式場を探そう!

晴れて夫婦になる2人。結婚の儀式をとりおこないお披露目をする「結婚式場選び」は、自分たちらしいウェディングを実現するためにも重要なポイント。
結婚式場の口コミやランキングを調べる前に、まずはブライダル会場探しの決め手となる日取りや予算を確認!
「東京で結婚式を挙げたいんだけど費用は大丈夫?」「沖縄のリゾートウェディングが憧れだけどみんなは結婚式の場所ってどうやって決めてるの?」など会場選びの第一歩となる探し方のいろはを指南します!

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1.そもそも結婚式って何?

婚姻を成立させる、また確認するための儀式のこと。儀式の後に行う結婚披露宴を含めて“結婚式”と呼ぶ場合も多く見られます。

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1-1.一般的な結婚式、その内容とは

多くの場合、婚姻を成立させる挙式から親族や知人などに婚姻を発表する宴会、二次会までを含めて結婚式と呼ばれています。

  • 【挙式】婚姻関係を結ぶ儀式でスタイルはさまざま。ふたりが結婚を誓い、婚姻を成立させる儀式のことを指します。挙式スタイルは神前式、キリスト教式、人前式、仏前式など豊富。宗教や挙式場所によってふたりの希望の形を選びます。
  • 【披露宴】結婚したことを披露する宴。披露宴は、招待客が結婚祝を持参するご祝儀制。
  • 【会費制パーティ】会費制パーティはご祝儀でなく一律の金額を負担してもらうケース。
  • 【会食】1.5次会と呼ばれることも。親族など少人数を招いて会食のみ行う人もいます。
  • 【二次会】宴会の後に場所を変えて行う結婚お披露目パーティ。新郎新婦が主催する場合、友人が幹事をする場合があり、どちらもカジュアルな雰囲気で行われることが多いようです。
    披露宴に招かなかった人たちをメインに呼ぶことも。多くは会費制。

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1-2.挙式+α、その組み合わせも多種多様

挙式を行えば、結婚自体は成立。誰に、どのように結婚を披露したいかで挙式後のスタイルを自由に選べます。

  • 【挙式+披露宴+二次会=王道スタイル】親族・親しい人を中心に式を挙げ、その後友人知人を招いて結婚を披露する宴会を実施。二次会では、披露宴に招待できなかった友人を交え和気あいあいとカジュアルな結婚披露パーティを行うのが最も一般的なスタイル。
  • 【挙式=挙式のみスタイル】披露宴やパーティは行わず、親族や親しい人が参列する挙式のみ行います。堅苦しいのが苦手、リーズナブルに済ませたい、結婚準備にあまり時間がかけられないなどの理由で挙式のみ行う人も最近では増えているよう。
  • 【挙式+披露宴=シンプルスタイル】結婚を誓う挙式からお披露目の宴会までを行います。ある程度の親戚や友人知人に結婚したことを披露できればOK、というカップル向き。挙式と披露宴を別日、別の場所で行うというケースも。
  • 【挙式+会食+二次会=セパレートスタイル】厳かな挙式がメインイベント。挙式後は親族などを囲んで会食を行います。会食後または後日改めて二次会を開き、友人知人に結婚をお披露目するパーティを実施。
  • 【挙式+会費制パーティ=アットホームスタイル】挙式後は会費制パーティで結婚をお披露目するスタイル。北海道や東北などの一部の地域ではよく行われています。海外挙式をした人が、帰国後に会費制パーティを行うケースも多くあります。

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2.会場選び、どうやってすればいい?

納得のいく結婚式ができるかどうかは、会場選びにかかっています。とはいえ、数ある候補から納得いく場所を探し出すのは大変な仕事。
“何を、どう決めていけばいい?”のギモンを、ひとつずつ解消していきましょう!

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2-1.理想の会場選び"決めること"4ステップ

考えるべき項目は以下の4つ。順を追って整理していけば、漠然としたイメージが少しずつ形になっていきます。

決めること1【ゲスト】

まずは客層とだいたいの人数を決めることから。誰を招待するのかを考えてみましょう。親族だけなのか、友人・会社関係まで広く呼ぶのか……。ゲストの顔ぶれとだいたいの人数が決まると式の雰囲気までイメージしやすく、日取りや会場も決めやすくなります。新郎新婦で意見が食い違う場合もあるので、ふたりでよく話し合うことが大事!

メインゲストの顔ぶれで結婚式の雰囲気と人数が決まる!

招待客は、大きく分けるとこの3タイプ。誰を呼ぶかで式のスタイルや雰囲気が変わってきます。おおよその人数が把握できるので、会場もより絞り込みやすくなる!

親族中心の場合→家族・親戚のみを招いて挙式・会食を行うケース。アットホームで温かい雰囲気の結婚式ができます。ゲストへの感謝の気持ちも、より伝えやすいかも。

友人中心の場合→仲のよい友人が集まり、カジュアルな雰囲気で楽しい結婚式ができるのがメリット。親族には改めてお披露目の席を設けるというカップルも。

親族・友人を分ける場合→親族のみで挙式・会食を行い、その後か別日に友人を招いた披露宴を行います。親族とは厳かに、友人とはワイワイ楽しく……とどちらも別々に楽しみたい人におすすめ。

親族&友人を合わせて呼ぶ場合→親族を中心に、友人は親しい人のみに絞り込んで行う結婚式。食事やゲストとの会話も重視したいという人が選んでいます。親族&友人&会社の人みんなを呼ぶ場合→親族、友人、上司まで幅広く招待し、大人数で行う結婚式。披露宴も盛大になり、お世話になった人たちみんなと結婚の瞬間を共有できるのが利点。

イメージするパーティの雰囲気を固めよう

どんな雰囲気にしたいかという希望から、ゲストの顔ぶれを決めることも可能。招待客のバランスを考えながらイメージして。

一般的な客層と雰囲気のパターン
  • 1.少人数でアットホームに→
    堅苦しさはなく、親しい人に囲まれて和やかな結婚式を行うことができます。ゲストとゆっくり話ができるメリットも。
  • 2.にぎやかにワイワイと→
    親族に加えて気兼ねない友人たちが中心のパーティは、楽しく盛り上がりたい!というカップルにおすすめ。
  • 3.格式高くフォーマルに→
    ゲスト層が幅広く大人数になるほど、結婚式はよりフォーマルな雰囲気に。厳かなムードも大切にしたい人に最適。

決めること2【日取り】

ゲストの顔ぶれがイメージできたら、次に決めるべきは日取り。仕事やゲストの都合、準備期間を考慮して半年から1年後に設定する人が多いよう。シーズンやお日柄などで金額が変わってくる場合もあるので、都合と予算のバランスをよく考えて選びましょう。

“5つの選ぶ”で結婚式の日取りを決めよう

日取りを決める前に知っておきたい、5つの要素をくまなくチェック。ゲストの都合や予算を度外視した選択は後で必ずしわ寄せがくるので、すべてのバランスを考えたうえで慎重に選んで。

  • 1.自分やゲストの都合で選ぶ→
    親戚の喪中、仕事の繁忙期は避けるなど。遠方のゲストが多いなら余裕を持って来てもらえる日程を選びましょう。
  • 2.シーズンを選ぶ→
    トップシーズンは気候がよい春秋。真夏と真冬は防暑・防寒などゲストへの配慮があるとよろこばれます。
  • 3.費用面で選ぶ→
    予算が限られているなら、割安な夏冬、年末年始などを狙う手も。くれぐれも招待された側の都合を考えることが大切!
  • 4.お日柄で選ぶ→
    最も好まれるのは土日祝日の大安。お日柄を重視する人が多いですが、気にしないなら仏滅の割安なプランもおすすめ。
  • 5.「平日」「夜」を選ぶ→
    土日祝日の昼間に比べ結婚式を挙げる人が少ないため比較的リーズナブル。ただしゲストの都合を最優先に考えること。

決めること3【予算】

結婚式に使えるふたりのお金を計算!お金をかけようと思えばいくらでもかけられるのが結婚式。だいたいの予算を決めておけば、会場選びや演出内容を考えるのもスムーズです。貯金、ご祝儀、親の援助などを考慮し、無理のない予算を立てておくことが成功のコツ! どのように計算すればよいかを詳しくレクチャーします。

“結婚資金”基本はこの3つ!

結婚式に必要なお金は平均300~400万円。ただし、ゲスト数や選ぶ式場、料理でも金額は大きく変わってきます。まずは収入源となる3つの項目を確認!

  • 【貯金】貯金総額から式にいくら回せるのかを確認
    ・・・新生活や新婚旅行資金を残し、余裕を持った金額を計算して。今から増やしたい人は、式までにどれぐらいのペースで貯金するのかよく話し合いましょう。
  • 【親の援助】お願いするなら両家のバランスを考慮・・・切り出し方、負担額の比率などを親が気にする場合もあるのでうまくバランスを取って。援助してもらうなら、式に親の意見を取り入れるなど配慮も必要。
  • 【ご祝儀など】あまりあてにしすぎず、余剰金のつもりで考えて
    ・・・結婚式場によっては前払いで、ご祝儀を支払いに回せない可能性も。カード払いが可能かどうか事前に確認を。ご祝儀をあてにしすぎないことが大切です。
DATA
  • Q.結婚が決まった時点での夫婦の貯金額は?
  • A.200万円未満の貯金総額が約40%
  • 夫婦合わせても200万円を超える人はわずかという結果に。結婚が決まってから貯め始めるという人が多いよう。
  • Q.親の結婚式負担、両家の合計額は?
  • A.100万円未満の負担総額が約3割
  • 金額に関わらず援助を受けた人は半数以上。その一方で親に頼らず、自分たちで全部まかなったという人も29.8%。
  • Q.集まったご祝儀の総額は?
  • A.200万円前後が過半数以上
  • 招待人数にもよりますが、200万円前後とかなりの金額をいただく場合が多数。職場や知人からお祝い金をもらう人も。

だいたいの結婚資金を計算してみよう!

今自分たちの手元にあるお金、これから貯めるお金、今後入ってくる予定のお金をおおよそでいいので計算してみて。

  • 貯金(新郎の貯金+新婦の貯金+式までに増やす貯金)
    +
  • 親の援助(両家の親からの援助)
    +
  • ご祝儀など([友人や同僚約30,000円×人数]+[親戚や上司約50,000円×人数]+[職場のお祝い金など])
  • =2人が使える結婚資金

みんなが選んでる結婚式の雰囲気は?

幸せいっぱいの晴れ舞台、結婚式。どんな気持ちで過ごしたいかをみんなにリサーチしました。ゲスト人数、予算によって雰囲気が大きく変わるので、ぜひ参考にしてみて。

  • 仲間うちでワイワイ楽しく♪
    ・・・最も多かったのが、大切な友人・知人と楽しく盛り上がれる結婚式。新郎新婦が気を使いすぎず、ゲストにも楽しんでもらいたいという気持ちが強いようです。
  • 普通、定番がイチバン
    ・・・オーソドックスな結婚式に憧れ、魅力を感じている人は約20%。両親・親族の希望もあって定番スタイルに落ち着いたという人も意外と多い様子。
  • 少人数で厳かに
    ・・・親しい身内や友人に囲まれて、厳粛な結婚式をしたいカップルは約17%。予算も低く抑えられるので、あまりお金をかけられない人にも人気のスタイル。
  • 豪華にたくさんの人を招きたい
    ・・・友人から上司・同僚まで多くのゲストと結婚式の瞬間を共有したいという人は約1割。予算も他と比べると高めで、思い出に残る式にしたいと盛大に行うようです。

決めること4【会場タイプ】

ゲストと日取りのメドがついたら、いよいよ会場探し。招待人数や雰囲気、やりたい演出によって、さまざまなタイプの結婚式場のなかから選ぶことができます。まずは外せない条件やふたりが描いているイメージを話し合うことからスタートして。今どんな式場がよく選ばれているのかも詳しくご紹介します!

ウェディング会場、おもな4タイプ

日取りを決める前に知っておきたい、5つの要素をくまなくチェック。ゲストの都合や予算を度外視した選択は後で必ずしわ寄せがくるので、すべてのバランスを考えたうえで慎重に選んで。

1ホテル
  • ◎格式、サービスの質が高く高級感がある
  • ◎ホテルならではの施設設備が充実
  • ◎大規模の披露宴にも対応できる
  • ◎遠方からのゲストの宿泊手配もスムーズ
2ゲストハウス
  • ◎一軒家貸し切りでプライベート感が出せる
  • ◎庭やプールがついているタイプもあり
  • ◎オリジナルの演出・コーディネートに柔軟に対応
  • ◎開放感があり、リゾート感覚で結婚式を行える
3専門式場
  • ◎収容人数、テイスト別の宴会場から選べる
  • ◎本格的なチャペルなど、挙式の設備が充実
  • ◎専門知識やノウハウを持ったスタッフが多い
  • ◎プランが豊富で、準備に時間がかけられなくても安心
4レストラン・料亭
  • ◎美味しい料理でゲストをおもてなし
  • ◎アットホームで個性的な結婚式ができる
  • ◎ゲストとの会話をゆっくり楽しめる場合が多い
  • ◎衣装などを持ち込めば費用を抑えることも可能

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みんなの会場選び、場所とタイプどうした?

式場タイプと同時に考えなければいけないのが、実施場所。出身地や国内外のリゾート地などふたりの希望とゲストの利便性、どちらも考慮して決めましょう。

  • Q.結婚式を挙げた場所はどこですか?
  • A.何かと便利な「地元派」が大多数
  • 親族などに来てもらいやすい地元挙式が多数の支持を得ているという結果に。仕事関係のゲストが多いため現居住地近くで、という声も。
  • Q.結婚式の会場、そのタイプを教えて!
  • A.披露宴、会費制パーティetc用途によって選択
  • どんな挙式がしたいかによって、大きく分けて2つの傾向が。一般的な挙式・披露宴を望む人はホテル&専門式場、アットホームでややカジュアルなパーティをしたい人はレストラン・料亭を選んでいるようです。

理想の会場選び、“お悩みQ&A”

ゲスト、予算、雰囲気、場所……。さまざまな項目を考慮しなければならない会場選び。“これってどうなの?”と頭を悩ませる、細かい疑問にお答えします!

  • Q.招待人数、両家でバランスを取るべき?
  • A.どちらかの出身地が遠方など、バランスが取りづらいケースも多いので無理して合わせなくてOK。昔は体面を気にする人が多かったようですが、今はふたりが本当に招待したいゲストを呼ぶかたちに変化しているようです。
  • Q.予算が厳しいので、ゲストはたくさん呼べないですよね…?
  • A.人数に関係なくかさむ費用(挙式代、衣装など)も意外とあります。ゲストが多いほど頭割りでき、ご祝儀も増えるので負担はむしろ減る場合も。
  • Q.会社の人はどんな基準で選べばいい?
  • A.関わる人全員を呼ぶ余裕がないなら、「直属の上司だけ」「同じ部署」など事前にルール決めしておくと安心!
  • Q.招待するか迷う人、どうする?
  • A.遠方や妊娠中の友人などは先方の意思確認も必要。リストアップする段階で電話やメールでさりげなく探りを入れるのがベターです。