花匠の彫の特徴
「花匠の彫」は、ご注文をいただいてから
NIWAKAの彫師がひとつひとつ丁寧に手彫りで仕上げます。
指輪に宿された名工の技と、日本の美意識が込められた花鳥風月の世界は、
大切な人への贈り物や結婚指輪など、一生の記念としてふさわしい逸品です。
※「花匠」とは京都に伝わる技の流れを汲み、
高度な技を得意とする職人を筆頭にしたNIWAKAの彫師の総称です
和彫り
いにしえより日本に伝わる伝統的な技術の一つ「和彫り」は、
鏨(タガネ)を槌(ツチ)で叩き手前に引き彫っていく技法で、
躍動感ある彫り跡と輝きが特徴です。
「花匠の彫」は、NIWAKAの匠ならではの高度な技術によって
生み出され、なめらかな曲線や立体感のある
表情豊かな指輪となりました。
「花匠の彫」に使用されている和彫りの技術「片切り彫り」は、
鏨の刃先の左右の角を使い、彫り跡の広さを調節して
文様を表現しています。
和彫りの基本でありながらも、彫り面の滑らかな輝きには、
職人の技量が明確に出る技術といえます。
「花匠の彫」の、その滑らかな彫り面の輝きを、
お手にとってお確かめください。
和彫りとは
日本の彫金は、弥生時代に中国大陸より伝わり、
室町時代以降に刀装具の隆盛と共に発達し、
幕末に最盛期を迎えました。
NIWAKAの和彫り職人が代々受け継いだ「地彫り」は、
地金を立体的に彫り上げるもので、打ち出し地彫り、
鋤出し(すきだし)、薄肉地彫り、高肉地彫り等があり、
七から十種類、約四百本以上の鏨を使い分けて創作されます。
これは、高い技術と熟練を必要とするものです。
NIWAKAの和彫り職人
NIWAKAでは、全国でも十人程しかその技を持つ職人がいない、
寺社仏閣の装飾品などに用いられる飾り金具を作る、
地彫り職人のひとりを迎え入れて、製作を行っています。
日本古来の伝統的技術「彫金」が後継者不足と
ニーズの減少で廃れようとしている中、
高い技術を生かし、ジュエリーに技を施すことで、
身に着ける人にとって掛け替えのない品として
伝統の技を次の世代に継承しています。
「花匠の彫」では、企画段階から和彫り職人と共に開発・監修をし、
京都のアトリエにて日々製作を行っています。
- NIWAKAの和彫り職人のご紹介
- 代々受け継がれた飾り職人の家系に生まれ育ち、
日本古来の伝統的技術「彫金」を継承したいという強い想いを持って、
家業を継ぎました。寺社仏閣の装飾品など、
製作者の名前が出ない裏方の仕事も数多く請負いながら技を磨き、
飾り金具に多く使われる「高肉地彫り」をはじめ、「片切り彫り」「肉合い彫り」など、
多彩な彫り技術を独自に改良するなど、高度な技を取得しています。
現在は、株式会社 NIWAKAの和彫り職人として高い技術を生かし、
「花匠の彫」の製作ならびに後継者の育成を行っています。
伝統の和彫り
NIWAKAが受け継ぐ伝統技術
花匠の彫にも活用されている、
日本の伝統的な彫金技術和彫り
NIWAKAの職人による和彫り技術についての解説と
平安時代から現代まで
各時代を代表する金属工芸の一品を
国宝や重要文化財を含めてご紹介