和彫りの名品 解説 はすいけにかわせみずつば 蓮池に川蝉図鐔 明治時代 加納夏雄 清水三年坂美術館(京都) 夕立になって川蝉が急いで巣に飛んで帰る姿と、雨にうたれている蓮が写実的に彫られている。鐔という小さな形の中に、風や雨、空気といった自然界の営みが無限に広がっている。 出典骨薫 「緑青」 vol.32 世界を驚かせた幕末明治の金工企画監修:村田 理如(清水三年坂美術館) 発行:マリア書房詳しい解説を閉じる